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枝廣淳子さん(環境ジャーナリスト/翻訳家)

2015.02.11

システム理論のベストセラーを翻訳しました。

タイトルは『世界はシステムで動く』。米アマゾンのシステム理論カテゴリでベストセラー1位を獲得しました。著者のドネラ・メドウズさんは、「世界がもし100人の村だったら」の原型となるエッセイを書いたアメリカのジャーナリストです。

「システム思考の入門書」と銘打たれた本書ですが、「システム思考」とは何でしょうか。
たとえば1930年代、スウェーデンでは出生率が激減し、その将来が懸念されていました。ところが実際に政府が取った政策は一見奇妙なものでした。無料の避妊薬提供、人工中絶の容認、性教育の普及、離婚しやすい法律、困窮家族への支援、教育と保健医療への投資etc.。スウェーデン政府は、「合意の土台となるのは、家族の大きさではなく、子育ての質である」と結論づけたのです。

「どの子供も望まれ、育まれるべき」「物質的に窮乏している子供がいてはならない」「どの子供もすぐれた教育と保健医療を受けられるべき」。つまり「スウェーデン人の人数」よりも、ずっと大事な目標に焦点をあてたのです。以後、スウェーデンの出生率は何度か上下していますが、上がっても下がっても国民はパニックを起こす事はありませんでした。


問題の一部だけを取り出して対応すると、期待した効果が得られないことは多々あります。
「問題の本質はどこにあるのか?」「実はこの問題の根底にはこういうパターン(システム)があるのではないか?」視野を一段掘り下げて問題に対応する考え方が「システム思考」です。

「日本社会も私たちの暮らしも、“これまでどおり”が通用しない時代に入りつつあります。目の前の出来事がどのような大きな趨勢の“一角”なのか、その趨勢を作り出しているのはどのような『構造』なのかを考えてみませんか。」(枝廣さん)

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世界はシステムで動く いま起きていることの本質をつかむ考え方
ドネラ・H・メドウズ/枝廣淳子 訳/小田理一郎 解説/英治出版/1900円(税別)





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