ワーキングウーマンの変遷

icon_zamma.jpg1月26日(月)23時23分

育休を終えて、
先週仕事に復帰したカオリさんと、
小学一年生と幼稚園児、
二人の男の子を抱えて働いているヤヨイさんと、
昼食をともにした。
二人とも40歳。同じ職場で働いている。

彼女たちがまだ独身の頃から親しくしているから、
かれこれ10年を越える仲だが、
二人ともここ数年は子育てだの、ダンナさんの転職だのと忙しく、
ゆっくり話したのはカオリさんの娘さんが生まれる前だから、
3年ぶりくらいだろうか。

たまたま先々週、
彼女たちより5、6歳年長の女たちの話を聞く機会があったのだが、
(一概に世代論で括れることではないと思うが)
それでも何となく目の前の二人とは雰囲気が違うような気がした。

私が話した女性たちのほとんどは独身か、
結果独身(結婚歴はあるのだが、今は独身)の人たちで、
「仕事命」という感じで、昔の私を見ているようで、
ちょっと痛々しかったのである。
ついでに言えば、彼女たちは会社では上司の受けも良く、
頼りにもされているが(そこは私とは違うが)
反面、同僚男性とはイマイチうまくはいっていないらしく、
最近役職についた同期の男に遠回しの退職勧告(肩たたき)
をされることも珍しくはないのだと言う。

そんな話を二人にすると、
「そうした先輩たちって、多分雇用機会均等法施行前後に、
総合職採用された人たちだと思うのですがが、
私たちは先輩たちが造ってくれた道をただ歩いて来ただけですから、
ラクだったんだと思います」
と、カオリさんが謙遜しながら言えば、
ヤヨイさんも
「私たちは何も考えていないというか、
考えていたら今こうしていられなかったような気がします。
さほどの問題意識もないからこうしていられるんですよ」
と言葉を添えるのだった。

「ただ、言われてみれば、
たしかに先輩たちと上司との距離がとても近いというのは感じますね。
基本的には仕事が出来る人たちだからだと思うんですけど、
同僚レベルで話していて、自分の提案が通らないと、
すぐ役員に言いに行ったりする人があの世代には多いみたいです」
「自信があるのでしょうね。私たちだと近づけもしない社長にまで、
直訴に行く人もいるみたいですからね。
そして、それが結構通ったりするから、驚きますよね」
と、ここはやゝ解せない様子。

先々週私が会った女性たちは全員職場は違っていたが、
ライフスタイルは似通っていた。
45歳前後でほとんどの人が不動産購入をしているか、考え中だった。
それも判で押したように60㎡から70㎡くらいの面積。
一人暮らしには広いが、いざ売却する時には、
資産価値がそう低くはならないという広さだ。

「先輩の一人が言っていました。
ワンルームマンションだと、
いざ売る段になるとなかなかいい値段では売れないし、
万一、独身のままでも70㎡くらいあれば、そう惨めにはならないんだって」
と、ヤヨイさんが言うと、
「先輩たちは覚悟が違いますよね。
仕事のためなら私生活は犠牲にしますからね。
私たちは会議のある日でも子供の運動会があればそちらに行くし、
それが悪いこととは思っていないですからね」
と、カオリさんも言う。

先輩を悪く言うでもなければ、自分たちを卑下するでもない、
相手の立場を認めた上で、自分たちのスタイルも否定はしない。
二人の話は「人は人で、自分は自分」が自然に貫かれている。

「それにつけても残間さんの時代は大変でしたね。
何しろ相当突出していないと、
女が仕事なんてしてはいられなかった時代ですものね」
と、ヤヨイさん。

たしかに、女子高時代は一学年に450人もの生徒がいたのに、
ここまで働き続けて来た女性は、私を含めてほんの数人だ。
しかもほとんどが独身のままである。

「残間さんたちは『仕事か結婚か』で、
先輩たちは『仕事か出産か』
そして、私たちは「仕事も結婚も出産も」の世代、
経験至上主義ではないですが、
私の場合は、子供がいることで頑張れるような気がします」と、
娘さんのおしゃまな写真を見せながらカオリさんも言う。

もはや私は二人とは違って、
子供は「目の中に入れても痛くない」という境地から、
「目の中に入れたら大怪我をする」ところまで育ち上がりつつあるので、
「子供がいるからこそ、頑張ることが出来るのよ」とは言いにくいが、
それでも二人のように、もう少し自然に「自分の現状」を引き受けていけたら、
もっと軽やかに仕事をしていけるかも知れないと思った。

気がつけば、
日本のワーキングウーマン事情も刻々変化している。
我らが世代も「退役」にならないためには、
新しい風を起こさねばなるまい。

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コメント(1)

450人の中 数人。。。
そうですか、私の周りでも10人います。

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フォトアルバム

4月5日(土)

photo_nikki六本木ヒルズのパンジー

photo_nikkiアークヒルズ中庭の桜。

photo_nikki首相官邸沿いの新芽の出たポプラ(上)と桜並木(下)
photo_nikki

photo_nikki内閣府前。

photo_nikki参議院会館前。

photo_nikki国立国会図書館前。

photo_nikki憲政会館の下の通りにはドクダミが。

photo_nikki内堀通り沿いの桜(奥に見えるのは警察庁と国土交通省)

photo_nikki首都高都心環状線沿いの桜。

photo_nikkiお濠の周りには観光バスが列を連ねていました。

photo_nikki皇居内堀に咲く花々。

photo_nikkiカルガモ発見!



4月3日(木)

photo_nikki日中文化交流協会・前会長の辻井喬さんを偲ぶ会。

photo_nikki左は「日本介護福祉グループ」の藤田英明会長、中央は必殺紹介人のモリベ氏。



4月2日(水)

photo_nikki青山通りから見た赤坂御用地の桜。

photo_nikki赤坂警察署前の桜。

photo_nikki赤坂・豊川稲荷は、早くも葉桜です。

photo_nikki国立劇場前。

photo_nikkiFM東京前。

photo_nikki英国大使館前。

photo_nikki千鳥ヶ淵の桜。

photo_nikki桜を眺めながら昼食をとる外国人ビジネスマンの姿も。

photo_nikki靖国神社の桜(右端に鳥居があります)

photo_nikki梅窓院の桜。

photo_nikki
寺島文庫の文庫犬エリゼと。



4月1日(火)

photo_nikki神宮外苑の桜。

photo_nikki渋谷・桜ヶ丘のさくら通りでは「さくらまつり」が開催中。

photo_nikki林真理子さん還暦パーティの引き出物。



3月31日(月)

photo_nikki富士川鉄橋付近を通過。

photo_nikki京都の東寺。

photo_nikki大阪で千秋楽を迎えた、地球ゴージャスプロデュース公演「クザリアーナの翼」



3月29日(土)

photo_nikki吉川公園に向かう途中の桜並木(三分咲きでした)

photo_nikkiグラウンドの土手には鮮やかな菜の花間畑が!

photo_nikki南青山ぼちぼち団のメンバーと。

photo_nikkiぼちぼち団の新キャプテンのフジタ氏。

photo_nikki開会式で挨拶をする椎名誠さん。

photo_nikki八丈島や大阪からも参戦。



3月24日(月)

photo_nikki南紀白浜空港。

photo_nikki空港の隣には「アドベンチャーワールド」が。



3月23日(日)

photo_nikki川湯温泉。河原に穴を掘って作った「my露天風呂」に入浴中の人たち。

photo_nikki湯の蜂温泉。

photo_nikki卵を網に入れて、湯筒で茹でています。

photo_nikki熊野那智大社

photo_nikki
那智の滝。

photo_nikki香炉にぶら下がっているこま犬が可愛い。

photo_nikki熊野本宮大社。

photo_nikki昨年の台風12号の被害の爪痕が残る熊野川の河岸。

photo_nikki和菓子屋「儀平」の堀本京子さんと。

photo_nikki「アドベンチャーワールド」の入口。

photo_nikki食欲旺盛なオスの海浜(カイヒン)君と。

photo_nikki海浜君の妹の優浜(ユウヒン)ちゃん。

photo_nikki手前が海浜君、奥が双子の陽浜(ヨウヒン)ちゃん。

photo_nikkiペンギン王国。

photo_nikkiラッコたち。

photo_nikki三段壁の夕陽。

photo_nikki

photo_nikki白浜名物・クエ鍋。



3月22日(土)

photo_nikki奈良県から和歌山県へと流れる紀の川

photo_nikki高野下駅舎。

photo_nikkiケーブルカーで高野山へ。

photo_nikki頂上には前日降った雪が積もっていました。

photo_nikki金剛峯寺。

photo_nikki紀州の春。

photo_nikki

photo_nikki

photo_nikki



3月21日(火)

photo_nikki小さな誕生日ケーキでお祝い。

photo_nikki仁坂吉伸和歌山県知事から、誕生日祝いに送って頂いた「焼き梅」



3月18日(火)

photo_nikki
工事中の「ホテルグレイスリー新宿」外観。

photo_nikki花粉症対策マスクを装着した八丁地常務執行役員と。



3月14日(金)

photo_nikki「日本創生委員会」が開催された東京會舘の桜。



3月13日(木)

photo_nikki雨滴の向こう側にうっすらと浮かんでいるが河津桜です。

photo_nikki会席料理にも添えられています。



3月11日(火)

photo_nikki春まだ遠し。

photo_nikki米原市の手前。遠くに見えるのは伊吹山。

photo_nikki1階のナレッジプラザに展示されている巨大プール(実は絨毯です。中央の水色の部分に立って周りを見ると、プールの中にいるように立体感が味わえます)



3月10日(月)

photo_nikki
今季最強の寒波も3年前の震災の日を想えば・・・。

photo_nikki
津村禮次郎さんによる能

photo_nikki奥でヴァイオリンを演奏しているのが古澤巌さん。手前左がチェリストの大藤桂子さん。

photo_nikki華道家・前野博紀さんにより献花。



3月8日(土)

photo_nikki母のホームに向かう途中、小学校の校庭沿いには春の花が。

photo_nikkiボケ(木瓜)の花。

photo_nikki大和夢之介さんの独立15周年記念パーティにて(右から、平山みきさん、大和さん、川上麻衣子さん、私)

photo_nikkiwillbe混声合唱団の活動の様子。

photo_nikki特訓!(合唱団を支える貴重な男声です)



3月7日(金)

photo_nikki歳川隆雄さんの出版記念パーティ。

photo_nikki会場に届けられた政治家からの花輪。

photo_nikki会場にいらした田原総一郎さんと。



3月3日(月)

photo_nikki5時間煮込んだ蕗の煮もの(右)と山椒の佃煮(左)



3月2日(日)

photo_nikki帰りに立ち寄ったナカヤマの実家では、お義姉さんが育てた梅が花を咲かせていました。

photo_nikki

photo_nikki



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書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。