2月19日(木)25時08分
今日は朝から4つのミーティングがあった。
昨日も少し触れたが、
いずれも、
新しい季節の到来を感じさせるものばかりだった。
朝一番のミーティングは、
先週、ある大手企業のトップになることが決まった友人を、
その会社に訪ねたもので、
アポイントをとった時には、
まだ栄転は公表されていなかったので、
会うなりその話になった。
「まさかこうなるとは思っていなかったから、
一番驚いたのは僕だったんだよ。
僕って、トップってタイプじゃないと思わない?」
あまりにストレートに聞かれたので、
言い繕う暇がなく、
「そうねぇ、正直言うと、
私も最初聞いた時には少しビックリしたけど、
考えてみたらこの時期、
あなたがトップになるということは、
この会社にとって凄くいいことのように思うわ。
今までは、なりたいと思っていた人がなったという感じだけど、
あなたはそうじゃないから、
下の人たちも受け入れやすいというか、
希望を感じるというか、
喜んでいるんじゃないかしら」と、答えた。
事実、私のところには、
彼の会社の人から、
「今度の人事は嬉しいですよ。地道に頑張っていれば、
こういう地位に昇ることが出来るんだって、
素直に嬉しかったですよ」
というような話が2、3耳に入ってきた。
この時期「予想外の人事」はこの会社に留まらず、
あちこちでみられる。
バブル、バブル崩壊、失われた十年、ITバブル、金融危機.........と、
激しく移り変わる経済状況の中で、
企業もさまざまな手を尽くして来た結果、
最後に行き着いたのは、やはり「人」ということなのだろう。
見たところ、派手さを抑えた人事、
実質的な人の登用が多いように感じられる。
夜は、我が社に「所属」する、
東大名誉教授の月尾嘉男先生と脚本家の大石静さんと、
月尾先生担当のナカヤマとで会食をした。
これは月尾先生が年に何回か、
季節の区切りの時に、
私たちをご招待して下さる会で、
毎回吟味して選んで下さるレストランも素敵なのだが、
何にもまして月尾先生のお話が素晴らしいのである。
この日は先生のお友達が経営する、
表参道にあるポルトガル料理のレストラン「Perola Atlantica」。
マディラワインをいただきながら、
先生のお話を伺った。
カステラの原形とも言われている
「パオン・デロー」。
あまりの美味しさに
最後のひとさじまで奪い合い。
この時代をどう捉えているのか。
政治や経済は、どこに向かおうとしているのか。
この先、どんな世の中になるのか.........等々。
私の稚拙な質問にも、一つ一つ面白いエピソード付きで、
丁寧に説明して下さるのである。
大石さんは、
「個人的に講演会を開いてもらっているみたいで、
贅沢な時間よね。
私、この会で初めて知ることが沢山あるの。勉強になるわ」
と言いながら、
さかんにメモをとっている。
約3時間の「春季特別講座」が終わり、
ナカヤマと「何だか少し賢くなったような感じがするね」
「先生にご散財をかけるのは申し訳ないけど、
時々開講していただきたいわね」
と言い合いながら、表参道の欅並木を歩いて帰った。














































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