3月9日(月)25時25分
今日は、ある人の紹介で、
日本で初めてのペット専門の保険会社、
「アニコム損害保険株式会社」を設立した人たちと会った。
住所は下落合だが、
高田馬場駅近くに位置するオフィスビルの2階。
広々としたオフィスには、
黙々とパソコンに向かう沢山の人たちが働いている。
その一角にあるミーティングルームは、
全面ガラスで作られており、
内外の様子がすべて見える清潔な空間だ。
私が会う相手は、保険の取り扱い代理店、
「アニコムパフェ株式会社」の社長であり、
獣医さんでもある島村麻子さん、
まだ33歳の若さだ。
世が世なら私の娘でもおかしくはない年齢だが、
にこやかな笑顔と穏やかな話しぶりは、
向き合う人を幸せな気分にしてくれる包容力にあふれている。
同席した「アニコムフロンティア株式会社」の取締役、
長田卓史さんもおそらくまだ30代だと思うのだが、
論理的で無駄のない冷静な話しぶりは、
自信と余裕に満ちている。
みんなの名刺には、
会社毎にメッセージが掲げられており、
長田さんの名刺には「『夢』が資本」と書かれてあった。
島村さんと同じ会社に籍を置く、
情報ツール「しっぽの学校」の編集長・高木博子さんの名刺には、
「人もどうぶつも、もっと家族に」のメッセージが、
「アニコム損害保険株式会社」の、
広報課長・永井真樹子さんの名刺には、
「SMILE! SMILE! SMILE!」と書かれてあり、
若きビジネスエリート集団というイメージを和らげている。
動物健保という仕事がリアルそのものだからか、
かつてのIT界で「ニューリッチ」と呼ばれていた成功者たちと違って、
情緒的な視点をも兼ね備えた、謙虚な人たちだった。
私に彼らを紹介してくれた人は、
「増える一方のぺット人口を見ると、
これからはペットもただ飼えばいいというものでもなく、
育てている者同士の情報交換はもちろんのこと、
飼い主に動物を飼うマナーを教えたりもしなければなりません。
そのためにはwillbeメンバーの持つ『大人の見識』が、
大いに役立つような気がします」
と、言うのだが、
たしかに、我がクラブメンバーの中にも、
ペットを飼っている人は多いだろうから、
何か一緒に出来ることがあるかもしれない。
最近はこのように、
「club willbeと一緒に、何か出来るのではないか」という、
お話をたびたびいただくようになっている。
これはひとえにクラブイメージを形成しているメンバーのみなさんが、
上質だからに他ならないのだが、
だからこそ慎重に検討しなければならないとは思っている。
尤も、何も言われないよりは、
「何か一緒に出来ることはないのか」と思って貰えるのは、
嬉しいことだから、
社会的に意義のあることで、
メンバーの「シーン」と「役割」を広げてくれることに繋がるのなら、
積極的に耳を傾けていこうとは思っている。
帰り際、私は、
ずっと気になっていたことを口にした。
「このような会社は、今日本にはいくつあるのですか?」
島村さんが答えた。
「私どもと、ドイツの会社の2社だけですが.........」
「あのォ。もしかしたら創業者は保険会社にいた方で、
弟さんかお兄さんが獣医さんじゃ.........」
「はい、そうですけど.........」
やっぱりそうだったのだ.........。
今から7.8年前の話だが、
電通の関連会社で社長をしていた友人が、
「面白いことを考えている若いヤツがいるんだよ。
ペットのための健康保険を創りたいと言うんだ。
残間ちゃんもコンセプトをまとめる仕事や、
PR面などで手伝ってくれないかなぁ」
と言っていたのである。
その後、その「若いヤツ」と会うべく、
何度かスケジュール調整をしたのだが、
なかなか日程が合わず、
実現しないままになっていた。
そうこうするうちに、
紹介者の友人が癌で入院することになり、
それでも折りあるごとに、
「最初は共済会から始めるしかないかもしれないけど、
彼らがやれば絶対にうまくいくと思うんだ。
退院したらすぐアレンジするから、会ってよ」
と、言っていたのだが、
3年前に亡くなってしまったのである。
亡くなる直前まで、
彼が「遺言」のように語っていたことがこれだったのか。
損害保険業の免許取得が昨年1月ということだから、
苦労もあったのだと思うが、ここまで来たのか.........。
天国に旅立った彼が見たら、どんなに喜んだことだろう。
不思議な縁を感じながら、
この出会いがどこかに繋がっていくような予感がした。
オフィスに戻ると、
一昨日の「パソコン教室」で会った「カリスマPCライター」
山田祥平氏から著書が届いていた。
「パソコン教室」でインテルの担当者から紹介された時、
どこかで見た顔だと思ったら、
1981年のある日、
氏は前年設立した私の会社に「入社したい」と言って来てくれたのを、
「断られたんですよ」と言うのである。
それでもその後、入社を断ったスタッフと仲良しになり、
当時は原宿にあった私のオフィスに、
時々遊びに来ていたようなのである。
あれから28年、
彼は推しも押されもしないスターライターになったというのだから、
世の中捨てたものではない。
あと、何年元気にしていられるかは判らないが、
そして人生「出会い」と「別れ」はつきものだが、
これからも小さな出会いを大事にしていきたいとしみじみ思った。
そういえば、今日は「友引」、そして、3月9日。
これまでに私の人生に登場し、その時々私を支えてくれた友に、
心からの「Thank you!」を言いたくなった。














































JyFOrj nsjdvaesrrle