4/19(月)「レオニー」の気高い強さ。

icon_zamma.jpg4月19日(月)25時12分

午前5時少し前、
恐る恐る目覚めたら、
体調は大分元に戻っていたが、
上半身の鈍い痛みは完全には消えていない。
それでも今日は月曜日。
お天気もいいことだし、
いつまでもグタグタはしていられないので、
気を引き締めて外に出た。

12時からは、
エイジングスペシャリストの朝倉匠子さんと、
会社の近くのイタリアンレストラン、
「イルデジデリオ」でランチをとりながら、
仕事の話や個人生活について話をした。
私の仕事領域(俗に言う「業界」)では、
時々パーティーなどで会って、
何となくの顔見知りではあるのだが、
ちゃんと話したことがないので、
実際にはどんな人なのか、
よく解ってはいないという人が結構多く、
朝倉さんもそれに近い人だった。
それでも彼女の場合は、
全く知らないわけではなく、
22、3年前に、
同じ番組に出た時に知り合いになって、
その直後、彼女が私を訪ねてきて、
「この先の進むべき道」をテーマに、
話をしたことがあるので、
どんな気性の人なのかは解っていたのだが、
その後ここまで、
話らしい話はしたことがなかったのである。
それが、
先日「新現役フォーラム」で会ったのをキッカケに、
「一度ゆっくり話しましょう」ということで、
今日のランチとなった次第だ。
この間、朝倉さんは、
結婚、出産、離婚、再婚と、
人生の、いわば「パッシングセレモニー」を経験ながら、
当時アメリカで黎明期にあった、
「アンチエイジング」の勉強をして帰国、
今やその世界の先駆的存在になっているのである。
朝倉さんの、
華麗にして波瀾に満ちた30代、40代の話を聞き、
この先は、そうした私的側面をも交えながら、
エイジングという概念を、
世に知らしめていくほうが、
「説得力があるかもしれないね」というような話をした。
15時からは、
少し前にこの欄にも書いた、
「レオニー」の試写会に行くことになっていたのだが、
そこにも朝倉さんをお誘いした。
正式な試写会はもう少し先になるらしいのだが、
松井久子監督が関係者試写ということで開いてくれたもので、
「どよう楽市」のディレクター氏や友人の坂野尚子氏、
「club willbe」事務局長のナカヤマなども誘っていたのである。
「レオニー」は、
イサム・ノグチの母、
レオニー・ギルモアの生涯を綴った映画だが、
観終った瞬間、
えも言われぬ感動で席から立ち上げれなかった。
哀しいわけでもないのに、
幾度も涙が流れ、
嗚咽が漏れそうになるのを必死で押さえながら観た。
とにかく「美しい」のである。
人も風景も、
何もかもが美しいのである。
松井さんの第一回監督作品である、
「ユキエ」もそうだったが、
扱っているテーマは重いものなのだが、
映像はどこまでも美しく、
時に荘厳で、
描かれている人々は、
みな瑞々しく輝いているのである。
技術的にも優れているのだとは思うが、
それ以上に、この「気高さ」は、
松井監督の人や風景を見つめる、
「視線」そのものなのだと思った。
朝倉さんは17歳の息子さんを、
坂野さんは高校生の娘さんを、
ナカヤマは今年31歳になる息子を、
そして私は20歳の息子を、
それぞれ働きながら育ててきたが、
少なくとも私は、
自分の拙き個人史に引き寄せるのもはばかれるほどに、
レオニーは強く、逞しく、美しいのだった。
「映画好きの私が、ここのところ観たどの映画よりも、
素晴らしかった」と坂野さんは言い、
「この映画を観損なうのは、実に勿体ないことですよね。
僕、今、この映画を観ることが出来て、
本当に良かったと思いました」と言ったのは、
このところ婚活に勤しんでいる、
NHKディレクター氏33歳。
これまでの「女性観」に何か変化が生じたのか、
思いつめたように言っていた。

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コメント(4)

渡辺えりさんのコンサートは元気もりもりでケッサクでしたね。

からだがSOSを発しています。
3月に熱海の病院で受けられた部位以外の検査も必要ではないでしょうか。

「レオニー」はぜひ観たいと思っています。
ご紹介ありがとうございます。

少し元気になられたようですね。
しかしながら、ずっと体調をうかがっている限り、どこか体に無理が生じているように思います。
私も、不安定な睡眠をテレビの21時のニュースを見ながら眠りこけるという特技でなんとか乗りきっていますが、ご自愛と責任分担で乗り切ってください。
レオニーのことは、イサム・ノグチさんの生き様とともに興味を持っていました、秋の公開が楽しみですね。
この土日、部屋の片づけをしながら出てきた、小津安二郎監督の東京物語と、シネマパラダイスのオリジナル完全版というのを観ました。いずれも、劇場で見た時には気がつかなかった様々なシーンで、新ためて感じさせられることも多く、傑作といわれる良い作品の価値を味わいました。
特にシネマパラダイスは、2時間の劇場ものと違い、30年ぶりに故郷に帰ってきた主人公が、永遠の恋人エレナと再開するシーンがたっぷりと描かれていて、後半が二つの主題に分かれて描かれて厚味を増しています。
活字もそうですが、映画作品もまたずっしりと人生を変えさせてくれるものだとあらためて感じたことでした。
親子のような血の繋がった人同士の愛と、そうでない人同士の愛と。

私も、絶対にこの映画行きます!祖母方の親戚が、戦時中、アメリカに居てアメリカ人として戦争に…。そんな話しを、聞いた時、原爆の日夏休みで、祖母とテレビを観ていて、イサム・ノグチさん?(当時よくわからなかったのですが)原爆ドームの前の橋の話しから「この人も大変だったね…」の言葉が後々分かりました。あまり、戦時中の話しを、したがらない祖父母でした。イサムさんの、お母様のお話しは、学校の先生から聞いたのか?やはり随分前に聞いて子供なりに衝撃受けたから、記憶にしっかり残ってます。残間さんのブログは、だから見逃せません。楽しみにしてます。

残間サーン。
今朝4時に起きて家事を済ませた後、朝風呂に入ってTBSラジオ聴いていたら、生島サンの、今日は残間里江子サンとお送りします~という嬉しいお言葉が♪

しばらくすると、残間サンのお元気な「声」が…
ヤレウレシヤ~(涙)。
あんまり嬉しかったので、友人に、今、TBSラジオに残間サン出てるぞー、とメールしてしまいました☆

昨日、池袋リブロの文庫コーナーで、藤田宜永サンの作品を見つけました。ぱっと目についた「はなかげ」という本を手に取り、パラパラやると、解説に「木田元」というお名前が…。えーっ、まさか哲学者の木田先生が~!?と思って見ると、まさに「哲学者」って書いてある。へぇー、ハイデッガーと「恋愛小説」がどう結びつくのかなーと思って解説を読むと、これ、凄くいいことが書いてありますね。藤田サンの作品の解説と思い入れを哲学者らしい簡潔明快な言葉で書いていると同時に、50前後の中年に対するエールが書かれているんですね。この解説を書いた時点では藤田サンの世代は、おそらくその年齢だったのでしょう。そして、この短編集の登場人物たちはその世代であり、この本を手に取ったぼくもまさにその世代に突入しようとしているわけで…。
思わぬことに、尊敬する木田先生から、間接的に「人生のエール」をいただいたようで、ぼくは「はなかげ」を走ってレジに持っていったのでした。
別に走る必要はなかったんですけど笑。

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フォトアルバム

4月5日(土)

photo_nikki六本木ヒルズのパンジー

photo_nikkiアークヒルズ中庭の桜。

photo_nikki首相官邸沿いの新芽の出たポプラ(上)と桜並木(下)
photo_nikki

photo_nikki内閣府前。

photo_nikki参議院会館前。

photo_nikki国立国会図書館前。

photo_nikki憲政会館の下の通りにはドクダミが。

photo_nikki内堀通り沿いの桜(奥に見えるのは警察庁と国土交通省)

photo_nikki首都高都心環状線沿いの桜。

photo_nikkiお濠の周りには観光バスが列を連ねていました。

photo_nikki皇居内堀に咲く花々。

photo_nikkiカルガモ発見!



4月3日(木)

photo_nikki日中文化交流協会・前会長の辻井喬さんを偲ぶ会。

photo_nikki左は「日本介護福祉グループ」の藤田英明会長、中央は必殺紹介人のモリベ氏。



4月2日(水)

photo_nikki青山通りから見た赤坂御用地の桜。

photo_nikki赤坂警察署前の桜。

photo_nikki赤坂・豊川稲荷は、早くも葉桜です。

photo_nikki国立劇場前。

photo_nikkiFM東京前。

photo_nikki英国大使館前。

photo_nikki千鳥ヶ淵の桜。

photo_nikki桜を眺めながら昼食をとる外国人ビジネスマンの姿も。

photo_nikki靖国神社の桜(右端に鳥居があります)

photo_nikki梅窓院の桜。

photo_nikki
寺島文庫の文庫犬エリゼと。



4月1日(火)

photo_nikki神宮外苑の桜。

photo_nikki渋谷・桜ヶ丘のさくら通りでは「さくらまつり」が開催中。

photo_nikki林真理子さん還暦パーティの引き出物。



3月31日(月)

photo_nikki富士川鉄橋付近を通過。

photo_nikki京都の東寺。

photo_nikki大阪で千秋楽を迎えた、地球ゴージャスプロデュース公演「クザリアーナの翼」



3月29日(土)

photo_nikki吉川公園に向かう途中の桜並木(三分咲きでした)

photo_nikkiグラウンドの土手には鮮やかな菜の花間畑が!

photo_nikki南青山ぼちぼち団のメンバーと。

photo_nikkiぼちぼち団の新キャプテンのフジタ氏。

photo_nikki開会式で挨拶をする椎名誠さん。

photo_nikki八丈島や大阪からも参戦。



3月24日(月)

photo_nikki南紀白浜空港。

photo_nikki空港の隣には「アドベンチャーワールド」が。



3月23日(日)

photo_nikki川湯温泉。河原に穴を掘って作った「my露天風呂」に入浴中の人たち。

photo_nikki湯の蜂温泉。

photo_nikki卵を網に入れて、湯筒で茹でています。

photo_nikki熊野那智大社

photo_nikki
那智の滝。

photo_nikki香炉にぶら下がっているこま犬が可愛い。

photo_nikki熊野本宮大社。

photo_nikki昨年の台風12号の被害の爪痕が残る熊野川の河岸。

photo_nikki和菓子屋「儀平」の堀本京子さんと。

photo_nikki「アドベンチャーワールド」の入口。

photo_nikki食欲旺盛なオスの海浜(カイヒン)君と。

photo_nikki海浜君の妹の優浜(ユウヒン)ちゃん。

photo_nikki手前が海浜君、奥が双子の陽浜(ヨウヒン)ちゃん。

photo_nikkiペンギン王国。

photo_nikkiラッコたち。

photo_nikki三段壁の夕陽。

photo_nikki

photo_nikki白浜名物・クエ鍋。



3月22日(土)

photo_nikki奈良県から和歌山県へと流れる紀の川

photo_nikki高野下駅舎。

photo_nikkiケーブルカーで高野山へ。

photo_nikki頂上には前日降った雪が積もっていました。

photo_nikki金剛峯寺。

photo_nikki紀州の春。

photo_nikki

photo_nikki

photo_nikki



3月21日(火)

photo_nikki小さな誕生日ケーキでお祝い。

photo_nikki仁坂吉伸和歌山県知事から、誕生日祝いに送って頂いた「焼き梅」



3月18日(火)

photo_nikki
工事中の「ホテルグレイスリー新宿」外観。

photo_nikki花粉症対策マスクを装着した八丁地常務執行役員と。



3月14日(金)

photo_nikki「日本創生委員会」が開催された東京會舘の桜。



3月13日(木)

photo_nikki雨滴の向こう側にうっすらと浮かんでいるが河津桜です。

photo_nikki会席料理にも添えられています。



3月11日(火)

photo_nikki春まだ遠し。

photo_nikki米原市の手前。遠くに見えるのは伊吹山。

photo_nikki1階のナレッジプラザに展示されている巨大プール(実は絨毯です。中央の水色の部分に立って周りを見ると、プールの中にいるように立体感が味わえます)



3月10日(月)

photo_nikki
今季最強の寒波も3年前の震災の日を想えば・・・。

photo_nikki
津村禮次郎さんによる能

photo_nikki奥でヴァイオリンを演奏しているのが古澤巌さん。手前左がチェリストの大藤桂子さん。

photo_nikki華道家・前野博紀さんにより献花。



3月8日(土)

photo_nikki母のホームに向かう途中、小学校の校庭沿いには春の花が。

photo_nikkiボケ(木瓜)の花。

photo_nikki大和夢之介さんの独立15周年記念パーティにて(右から、平山みきさん、大和さん、川上麻衣子さん、私)

photo_nikkiwillbe混声合唱団の活動の様子。

photo_nikki特訓!(合唱団を支える貴重な男声です)



3月7日(金)

photo_nikki歳川隆雄さんの出版記念パーティ。

photo_nikki会場に届けられた政治家からの花輪。

photo_nikki会場にいらした田原総一郎さんと。



3月3日(月)

photo_nikki5時間煮込んだ蕗の煮もの(右)と山椒の佃煮(左)



3月2日(日)

photo_nikki帰りに立ち寄ったナカヤマの実家では、お義姉さんが育てた梅が花を咲かせていました。

photo_nikki

photo_nikki



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書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。