7/21(水)「さよなら、アルマ」が送られた来た。

icon_zamma.jpg7月21日(水)25時04分

先日、
NHKのドラマ部門のプロデューサーの友人から、
1冊の本が届いた。

包装を空けた瞬間、
「あっ、あの話が本になったんだ!」と思ったのだが、
よく見ると、表紙に「試験版」という文字が印刷され、
裏表紙にも「非売品」と書かれてある。


本のタイトルは、
「さよなら、アルマ〜戦場に送られた犬の物語」
著者は作家・脚本家の水野宗徳さん。
先頃、初小説「おっぱいバレー」が話題にもなった人だ。

とにかく読んでみた。
そして、何度か泣いた。

去年の秋だったろうか。
彼(NHKプロデューサー)と食事をしていた時、
「犬も戦争に行ったって話、知ってます?」と聞かれ、
昔父から「軍犬」の話を効いたような気はしたのだが、
自信がなかったので黙っていたら、
「赤紙を貰って、ほら、こんな風に送られたんですよ」と、
見せてくれたのが、
「祝 出征アルマ号」と書かれた旗の傍に、
日の丸の大きな胸当てをつけた、
シェパードが雄々しく鎮座している写真のコピーだった。

「来年(2010年)は戦争から65年ですから、
いろんな番組が登場すると思うのですが、
こういう角度から、
ドラマを作れたら面白いんじゃないかと思うんですよ」

届けてくれた本の中に挟まれた、
彼からの手紙を読むと、
あの時の話が企画として
取り上げられるかもしれないのだという。

裏表紙に書かれた解説によれば、
「第二次大戦下の日本では、およそ10万頭ともいわれる犬が、
殺人兵器として利用されていた。
人間と共に戦場に出征する『軍犬』と呼ばれた犬たちである。
軍犬たちは弾丸飛び交う戦地を果敢に駆け抜け、
時には前線経弾薬を運び、時には伝令役をつとめた。
だが、その多くは地雷を踏んだり、
狙撃手の標的となり、儚く命を散らした。
大好きな主人から遠く離れた場所で、
軍犬たちは一体なにを思いながら、
永い眠りについていったのか。
本書は消え去ろうとする過去の事実をもとに、
犬と人間との心温まる関係を描いた物語りである」
ということだが、
これをNHKがドラマにしてくれたら
リアリティーのある作品になると確信する。

アルマの飼い主は小さい時から大の犬好きで、
犬の訓練がとても上手な朝比奈太一青年。
前の飼い主の国民学校4年生の健太クンと、
1年生のチッチこと千津ちゃん。
そこに商店街の人たちや、
太一が密かに憧れている高橋先生などが絡みながら、
戦争に向かっていく日本の姿が描かれている。

10年以上前に水野さんが図書館でこの写真をみつけ、
それをおそらくNHKプロデューサーの彼に話したのだろう。
彼は「ドラマになるかも知れない」と思いつつも、
話だけでは形になり難いので、
水野さんに著作として書いて貰い、
同時進行で企画を通したということなのだと思う。

最近はテレビドラマも映画も簡単に出来て、
簡単に忘れられていく。
予算がないこともあって、
じっくり企画を練り上げていくのは難しい。

今回の企画も「NHKだから出来るのではないのか」と、
言う人がいるかもしれないが、
件のプロデューサー氏も「天地人」を録りながら、
一方で新しい企画の芽を探しあて、
足したり引いたりしながら練り上げていたのである。

私に話してくれたのは、
話が大分固まってきて実現化の目処も立ってはきたものの、
それでも「本当にこれで行けるのだろうか」と、
企画者がしばしば陥る不安の谷間で、
「背中を押して欲しい」と思ったのかもしれない。
(私は「背中押しのザンマ」という異名を持つのである......?)

......というわけで、
彼にとっては暑い夏は「熱い夏」でもあるようで、
現実の猛暑など気にもならないらしい。

一日も早くドラマ化決定の報が届くのを待っているところだ。

カテゴリ:

コメント(3)

戦後生まれですが、戦前戦中の話は、風化しないように戦後生まれも語り継いで行かなければ、いけないのでしょうね。放送決まったら、またブログでお知らせ下さい。NHKドラマは、社会的に問題になっていることを、題材に取り上げているので、注目して観ています。

7、8年前、8月に広島を訪ねたことがあります。
資料館から出て、暑い空を見上げた時、入る前とは広島の街が違って見えた程の衝撃を受けたものでしたが、哀しいことに時間が経つにつれ、印象が薄れていくことを否定できません。
こういうのを本当の「平和ボケ」というのかなあと、思ったりしています。

非戦をテーマにした演劇関係のイベントをお手伝いして、ウィルビーの催しにも出演された、渡辺えりサンにお逢いしました。えりサンの非戦の活動にかける熱意には、本当に頭が下がる思いです。若い演劇人に暖かく接する姿を目の当たりにして、ますますファンになりました。

ザンマ様!是非とも押しきって下さい。ブログを読んだだけでも…涙が、私の実家でもありました、7歳の兄は絶対嫌だと…困り果てた母は兄を押し入れに、その晩はコムニ(アイヌ犬オス)の為に作ったご馳走(当時はドッグフードはなく)を前にし、複雑な気持ちでした!母は時代もあり敢えて「コムニは男のいない我が家の代表として、お国の為に出征するのだから目出たい」と…ご近所さまも、残されたメス犬コムは…鳴いて、兄は鳴くな!鳴くと連れて行かれるからと…その後は、猫までも毛皮のために、隠しましたが誰にも密告されませんでした。人間でなら百歳まで生きました。(毛が堅くなり他人が見たら気持ち悪い!ので人目につかないように)今も賢いコムニの姿が、忘れられません。それにしても、毎日のように悲惨な事件が、命を…尊さを…幼い時からと、残間様◎のチカラ!!をと心からお願いいたします。書き込みながら目が霞んでます。今、萱森様(かやもり農園)から枝豆を送って下さる!との電話がありました、楽しかった田植えツアーを思い出し、今の平和が続きます事をと…ズンダ餅も作り仏壇に供えます。本命はビールの友です(笑)。

コメントを投稿する

      

フォトアルバム

4月5日(土)

photo_nikki六本木ヒルズのパンジー

photo_nikkiアークヒルズ中庭の桜。

photo_nikki首相官邸沿いの新芽の出たポプラ(上)と桜並木(下)
photo_nikki

photo_nikki内閣府前。

photo_nikki参議院会館前。

photo_nikki国立国会図書館前。

photo_nikki憲政会館の下の通りにはドクダミが。

photo_nikki内堀通り沿いの桜(奥に見えるのは警察庁と国土交通省)

photo_nikki首都高都心環状線沿いの桜。

photo_nikkiお濠の周りには観光バスが列を連ねていました。

photo_nikki皇居内堀に咲く花々。

photo_nikkiカルガモ発見!



4月3日(木)

photo_nikki日中文化交流協会・前会長の辻井喬さんを偲ぶ会。

photo_nikki左は「日本介護福祉グループ」の藤田英明会長、中央は必殺紹介人のモリベ氏。



4月2日(水)

photo_nikki青山通りから見た赤坂御用地の桜。

photo_nikki赤坂警察署前の桜。

photo_nikki赤坂・豊川稲荷は、早くも葉桜です。

photo_nikki国立劇場前。

photo_nikkiFM東京前。

photo_nikki英国大使館前。

photo_nikki千鳥ヶ淵の桜。

photo_nikki桜を眺めながら昼食をとる外国人ビジネスマンの姿も。

photo_nikki靖国神社の桜(右端に鳥居があります)

photo_nikki梅窓院の桜。

photo_nikki
寺島文庫の文庫犬エリゼと。



4月1日(火)

photo_nikki神宮外苑の桜。

photo_nikki渋谷・桜ヶ丘のさくら通りでは「さくらまつり」が開催中。

photo_nikki林真理子さん還暦パーティの引き出物。



3月31日(月)

photo_nikki富士川鉄橋付近を通過。

photo_nikki京都の東寺。

photo_nikki大阪で千秋楽を迎えた、地球ゴージャスプロデュース公演「クザリアーナの翼」



3月29日(土)

photo_nikki吉川公園に向かう途中の桜並木(三分咲きでした)

photo_nikkiグラウンドの土手には鮮やかな菜の花間畑が!

photo_nikki南青山ぼちぼち団のメンバーと。

photo_nikkiぼちぼち団の新キャプテンのフジタ氏。

photo_nikki開会式で挨拶をする椎名誠さん。

photo_nikki八丈島や大阪からも参戦。



3月24日(月)

photo_nikki南紀白浜空港。

photo_nikki空港の隣には「アドベンチャーワールド」が。



3月23日(日)

photo_nikki川湯温泉。河原に穴を掘って作った「my露天風呂」に入浴中の人たち。

photo_nikki湯の蜂温泉。

photo_nikki卵を網に入れて、湯筒で茹でています。

photo_nikki熊野那智大社

photo_nikki
那智の滝。

photo_nikki香炉にぶら下がっているこま犬が可愛い。

photo_nikki熊野本宮大社。

photo_nikki昨年の台風12号の被害の爪痕が残る熊野川の河岸。

photo_nikki和菓子屋「儀平」の堀本京子さんと。

photo_nikki「アドベンチャーワールド」の入口。

photo_nikki食欲旺盛なオスの海浜(カイヒン)君と。

photo_nikki海浜君の妹の優浜(ユウヒン)ちゃん。

photo_nikki手前が海浜君、奥が双子の陽浜(ヨウヒン)ちゃん。

photo_nikkiペンギン王国。

photo_nikkiラッコたち。

photo_nikki三段壁の夕陽。

photo_nikki

photo_nikki白浜名物・クエ鍋。



3月22日(土)

photo_nikki奈良県から和歌山県へと流れる紀の川

photo_nikki高野下駅舎。

photo_nikkiケーブルカーで高野山へ。

photo_nikki頂上には前日降った雪が積もっていました。

photo_nikki金剛峯寺。

photo_nikki紀州の春。

photo_nikki

photo_nikki

photo_nikki



3月21日(火)

photo_nikki小さな誕生日ケーキでお祝い。

photo_nikki仁坂吉伸和歌山県知事から、誕生日祝いに送って頂いた「焼き梅」



3月18日(火)

photo_nikki
工事中の「ホテルグレイスリー新宿」外観。

photo_nikki花粉症対策マスクを装着した八丁地常務執行役員と。



3月14日(金)

photo_nikki「日本創生委員会」が開催された東京會舘の桜。



3月13日(木)

photo_nikki雨滴の向こう側にうっすらと浮かんでいるが河津桜です。

photo_nikki会席料理にも添えられています。



3月11日(火)

photo_nikki春まだ遠し。

photo_nikki米原市の手前。遠くに見えるのは伊吹山。

photo_nikki1階のナレッジプラザに展示されている巨大プール(実は絨毯です。中央の水色の部分に立って周りを見ると、プールの中にいるように立体感が味わえます)



3月10日(月)

photo_nikki
今季最強の寒波も3年前の震災の日を想えば・・・。

photo_nikki
津村禮次郎さんによる能

photo_nikki奥でヴァイオリンを演奏しているのが古澤巌さん。手前左がチェリストの大藤桂子さん。

photo_nikki華道家・前野博紀さんにより献花。



3月8日(土)

photo_nikki母のホームに向かう途中、小学校の校庭沿いには春の花が。

photo_nikkiボケ(木瓜)の花。

photo_nikki大和夢之介さんの独立15周年記念パーティにて(右から、平山みきさん、大和さん、川上麻衣子さん、私)

photo_nikkiwillbe混声合唱団の活動の様子。

photo_nikki特訓!(合唱団を支える貴重な男声です)



3月7日(金)

photo_nikki歳川隆雄さんの出版記念パーティ。

photo_nikki会場に届けられた政治家からの花輪。

photo_nikki会場にいらした田原総一郎さんと。



3月3日(月)

photo_nikki5時間煮込んだ蕗の煮もの(右)と山椒の佃煮(左)



3月2日(日)

photo_nikki帰りに立ち寄ったナカヤマの実家では、お義姉さんが育てた梅が花を咲かせていました。

photo_nikki

photo_nikki



2014年2月
2014年1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年9月
2013年8月
2013年7月
2013年6月
2013年5月
2013年4月
2013年3月
2013年2月
2013年1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年9月
2012年8月
2012年7月
2012年6月
2012年5月
2012年4月
2012年3月
2012年2月
2012年1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年9月
2011年8月
2011年7月
2011年6月
2011年5月
2011年4月
2011年3月
2011年2月
2011年1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年9月
2010年8月
2010年7月
2010年6月
2010年5月
2010年4月
2010年3月
2010年2月
2010年1月

書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。