8/18(木)宮古島の熱風は、心地いい風だった。

icon_zamma.jpg8月18日(木)27時54分

濃密な宮古島取材を終えて、
夕方には羽田に到着したのだが、
気がついてみれば、
着ていた黒の上着に潮が吹いていて、
(海の潮と汗の塩の結晶)
とてもこのままオフィスには行けないので、
いったん自宅に戻り、
着替えてからオフィスに行った。

(♥あら〜古稀さん、
船で宮古島へ行ったのではないのですよ。
船だとこんなに早くは帰れないと思いますが......♥)

宮古島に行ったのは、
水野しづえさんという私と同学年の、
アクティブ・ウーマンの「宮古島移住体験」を、
お聞きするためだった。
(行って判ったのだが、
水野さんはclub willbeのメンバーなのです!)

昨年3月、
水野さんから、
「明日、宮古島に移住します!」というメールを、
NHK「どよう楽市」のHPにくださって、
番組に電話出演していただいたのだが、
あれから1年4ヶ月が経ち、
今、どうしていらっしゃるかを、
27日放送の「プレミアムナイト」で、
ご紹介しようということになったのである。

水野さんは、
「青年は荒野をめざす」を地で行く人で、
3人の子供たちが育ちあがるや、
(一番下の息子さんが大学に入学したのを見届けて)
「20代に置き忘れて来た夢と可能性」を、
再追求すべく再チャレンジをし、
京都大学を受け直して研究生になり、
ご主人を埼玉の家に残して、
単身上洛(「上洛」で、いいのかしら?)したのである。

以来6年半、
臨床教育・人間学を学びながら、
アカデミズムに裏打ちされた、
京都単身生活を堪能したのである。

団塊世代の中には、
学生時代に学生運動の影響で学校が閉鎖されたり、
女は短大へいくのが精一杯で、
それ以上は親が許してくれなかったりという理由から、
自分で納得のいく勉強が出来なかったという人が多く、
「いつの日か、また勉強をしたい!」と、
向学心を持ち続けている人が少なくないのだが、
水野さんのように、
その「思い」を、
実現させた人はそう多くはない。

水野さんの京都生活は、
学校自体は2年間だったのだが、
その後もそのまま京都に残り、
地元FM局でパーソナリティーを務めたり、
キャリアコンサルタントの資格を取ったりと、
実に多彩だ。

結婚しても、子供を持っても、
納得のいく人生を、
クリエイトしたいと思っていた水野さんにとって、
この6年半は、
自分のリズムで自分らしい生き方が出来た、
幸福な時空間だったという。

しかし、
話を伺うだに、
水野さんにとっては、
京都留学も、
宮古島移住も大したことではないようで、
40歳を目前にしたある日、
「こうしちゃいられない」と、
受験生の長女を会社員の夫に託し、
長男、二男を引き連れて、
国際ボランティア活動をするために、
パラグアイまで行ったというのだから、
チャレンジ精神は、
筋金入りなのである。

宮古島へは、
「終の栖」と思い定めて、
ご主人と二人で移住して来たのだが、
いつしか宮古・石垣地域の、
就労支援と人材育成のための、
キャリアコンサルタントをしていることからして、
ここで最期を迎えるかどうか、
「?」という気がしてくる。

宮古島は人口5万4千人。
近年移住してくる大人世代や若者が増えたせいからか、
石垣島より多いのだという。
とは言え、
宮古島は今でも「コミュニティー」が、
しっかり生きている地域だから、
平穏かつ地道に生活をして行くためには、
地域に受け容れられないと、
楽しい移住ライフは送れない。

そこで、水野さんは、
公民館活動(生涯学習講座みたいなプログラム)を利用して、
地域の人たちに溶け込んでいったのである。

伝統工芸(篭作り)の教室に通ったり、
古謡を習ったりしながら、
地域の実質的主役である、
「おばぁ」たちと仲良くなっていったようで、
おばぁたちが集う、
西原地区の集会所に伺ったところ、
94歳のおばぁを筆頭に、
80代、70代のおばぁたちが元気に歌い踊る、
練習風景を見せてくださったのである。

水野さんが、
NHKラジオの取材が入るかも知れないと、
言っただけで、
表紙に「NHKラジオ」と、
書かれたシナリオ(もどき)が作られ、
中を覗いてみたら、
会長の挨拶、準備体操に次いで、
得意曲5曲の語りと歌の披露があり、
最後は私の「感想」となっていた。

多分このシーンは、
時間の関係で、
実際の放送では、
そう長くは使えないと思うので、
同行した高氏ディレクターは、
恐縮するのだが、
「せっかく衣装まで着替えて、
一生懸命用意してくれているので、
最初から最後まで、
式次第通りにやらせてください」と、
水野さんが言うので、
歌と踊りをたっぷり(結局10曲近く)
観賞させていただいた。
(私も教えてもらって2曲踊った)

「おばぁって、何歳からを言うのですか?」と、
水野さんに聞いたところ、
「地域にもよりますし、その人にもよりますが、
概ね60歳からでしょうね。
少なくとも私は、
『ねぇね』ではなく『おばぁ』です」とのこと。
う、う、う......宮古島では私も立派な、
「リエコおばぁ」だ。

夜は、
水野さん御推奨の、
隠れ家風な沖縄料理店「茶家 芭蕉」に行ったのだが、
お料理の味とセンス、店のたたずまい、
女将さんの風情がとても素晴らしく、
是非ともまた「来たい」と思った。

翌朝(つまり今朝)も、
飛行機出発の時間ギリギリまで、
波の音など、
「宮古島の音」を録ってから、
宮古空港へ向かった。

水野さんは、
今日は石垣島で、
「雇用・就労セミナー」の講師をやっているはず。
それにしても、
私たちの世代が「そうしたいなぁ」と思ってることを、
次々と実現させている姿は、
意志的で清々しい。

☆ご主人のことなど(どんな人か気になるでしょ?)
詳しいことは27日夜のNHKラジオ第一、
「残間里江子のプレミアムナイト」を、
聴いてくださいね☆

東京の暑さは出口が見つからないが、
宮古島の暑さは、
入り口と出口がはっきりわかる、
気持ちのいい熱風だった。

宮古島は、
私の中では、
一時の「Myブーム」では終わらず、
縁が続きそうな予感がする。

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コメント(5)

お疲れさまでした。
飛行機も暑いのも苦手な私ですが、宮古島へ行っているような感覚になっています。
(それでも娘に誘われて、一度だけ沖縄に行きましたが・・)

「プレミアムナイト」の入場整理券が届いていますので、「どよう楽市」常連だった方とNHKで待ち合わせしています。

残間さん、宮本アナウンサーにお会い出来ると思うだけでワクワクし、まだまだ続く暑い夏を乗り切れます。

お帰りなさい!お疲れさまでした。水野さんって凄い女性ですね。
27日のラジオ楽しみです。宮古島では60歳からがおばぁ~
なんですか。~~;おばぁ~ばんざい!!^^)

初メールいたします。「どよう楽市」で時々メッセージを読んでいただいた、昔サッカー小僧も「プレミアムナイト」に参加します。当日を楽しみにしております。また、残間さんと宮本さん、そして、「どよう楽市」常連の皆様のパワーを戴きに参ります。よろしくお願いします。

番組へのひとつのメールがきっかけで、リスナーのところまで
パーソナリティが飛んで行ってしまう(文字通り)というのはスゴイですね。
ふつうはスタッフが取材して、スタジオでコメントするだけですよね。
とにかく自分で逢いに行っちゃう、というのが残間サンのスバラシイところです。
(相手の方は感激でしょうね)
一体、残間サンの今まで逢われたひとの数と移動距離はどの位になるのか
とても興味があります。

空と海の青のグラデーション 白い船 ハイビスカス。。。
アップされた写真からだけでも波音や旅の空気が感じ取れます。

毎日が 
いい日旅立ち
仏桑花(ぶっそうげ)

お帰りなさいませ。そして、お疲れさまでした。
ブログを拝見して、灼熱地獄の東京と違って、石垣島の暑さが心地よく感じられました。
 世の中には、まだまだすごいパワフルなスーパーレディーがいらっしゃるのですね。元気をいただきました。
 「おばぁ」って、とても風情のある言葉だなあと、中堅おばぁの私は感じています。「おばぁ」にはそれなりの品格がありますね。私などは「お」じゃなくて「ば」じゃないかと、口に悪い息子に言われそうです。

 たった一夜にしてこの涼しさ。自然の偉大さに驚くと共に畏怖の念を禁じ得ません。喉元を過ぎても忘れないようにしなければ、との思いを新たにしています。         
 咳婆さまは夏眠に入ったのでしょうか。
 すっかり消えてしまったのでしょうか。
どちらにしても、再訪はご遠慮いただきたいですね。
気温の変化が大きく、咳婆さまの気に入りそうな環境です。どうぞお大事になさって下さいませ。

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フォトアルバム

4月5日(土)

photo_nikki六本木ヒルズのパンジー

photo_nikkiアークヒルズ中庭の桜。

photo_nikki首相官邸沿いの新芽の出たポプラ(上)と桜並木(下)
photo_nikki

photo_nikki内閣府前。

photo_nikki参議院会館前。

photo_nikki国立国会図書館前。

photo_nikki憲政会館の下の通りにはドクダミが。

photo_nikki内堀通り沿いの桜(奥に見えるのは警察庁と国土交通省)

photo_nikki首都高都心環状線沿いの桜。

photo_nikkiお濠の周りには観光バスが列を連ねていました。

photo_nikki皇居内堀に咲く花々。

photo_nikkiカルガモ発見!



4月3日(木)

photo_nikki日中文化交流協会・前会長の辻井喬さんを偲ぶ会。

photo_nikki左は「日本介護福祉グループ」の藤田英明会長、中央は必殺紹介人のモリベ氏。



4月2日(水)

photo_nikki青山通りから見た赤坂御用地の桜。

photo_nikki赤坂警察署前の桜。

photo_nikki赤坂・豊川稲荷は、早くも葉桜です。

photo_nikki国立劇場前。

photo_nikkiFM東京前。

photo_nikki英国大使館前。

photo_nikki千鳥ヶ淵の桜。

photo_nikki桜を眺めながら昼食をとる外国人ビジネスマンの姿も。

photo_nikki靖国神社の桜(右端に鳥居があります)

photo_nikki梅窓院の桜。

photo_nikki
寺島文庫の文庫犬エリゼと。



4月1日(火)

photo_nikki神宮外苑の桜。

photo_nikki渋谷・桜ヶ丘のさくら通りでは「さくらまつり」が開催中。

photo_nikki林真理子さん還暦パーティの引き出物。



3月31日(月)

photo_nikki富士川鉄橋付近を通過。

photo_nikki京都の東寺。

photo_nikki大阪で千秋楽を迎えた、地球ゴージャスプロデュース公演「クザリアーナの翼」



3月29日(土)

photo_nikki吉川公園に向かう途中の桜並木(三分咲きでした)

photo_nikkiグラウンドの土手には鮮やかな菜の花間畑が!

photo_nikki南青山ぼちぼち団のメンバーと。

photo_nikkiぼちぼち団の新キャプテンのフジタ氏。

photo_nikki開会式で挨拶をする椎名誠さん。

photo_nikki八丈島や大阪からも参戦。



3月24日(月)

photo_nikki南紀白浜空港。

photo_nikki空港の隣には「アドベンチャーワールド」が。



3月23日(日)

photo_nikki川湯温泉。河原に穴を掘って作った「my露天風呂」に入浴中の人たち。

photo_nikki湯の蜂温泉。

photo_nikki卵を網に入れて、湯筒で茹でています。

photo_nikki熊野那智大社

photo_nikki
那智の滝。

photo_nikki香炉にぶら下がっているこま犬が可愛い。

photo_nikki熊野本宮大社。

photo_nikki昨年の台風12号の被害の爪痕が残る熊野川の河岸。

photo_nikki和菓子屋「儀平」の堀本京子さんと。

photo_nikki「アドベンチャーワールド」の入口。

photo_nikki食欲旺盛なオスの海浜(カイヒン)君と。

photo_nikki海浜君の妹の優浜(ユウヒン)ちゃん。

photo_nikki手前が海浜君、奥が双子の陽浜(ヨウヒン)ちゃん。

photo_nikkiペンギン王国。

photo_nikkiラッコたち。

photo_nikki三段壁の夕陽。

photo_nikki

photo_nikki白浜名物・クエ鍋。



3月22日(土)

photo_nikki奈良県から和歌山県へと流れる紀の川

photo_nikki高野下駅舎。

photo_nikkiケーブルカーで高野山へ。

photo_nikki頂上には前日降った雪が積もっていました。

photo_nikki金剛峯寺。

photo_nikki紀州の春。

photo_nikki

photo_nikki

photo_nikki



3月21日(火)

photo_nikki小さな誕生日ケーキでお祝い。

photo_nikki仁坂吉伸和歌山県知事から、誕生日祝いに送って頂いた「焼き梅」



3月18日(火)

photo_nikki
工事中の「ホテルグレイスリー新宿」外観。

photo_nikki花粉症対策マスクを装着した八丁地常務執行役員と。



3月14日(金)

photo_nikki「日本創生委員会」が開催された東京會舘の桜。



3月13日(木)

photo_nikki雨滴の向こう側にうっすらと浮かんでいるが河津桜です。

photo_nikki会席料理にも添えられています。



3月11日(火)

photo_nikki春まだ遠し。

photo_nikki米原市の手前。遠くに見えるのは伊吹山。

photo_nikki1階のナレッジプラザに展示されている巨大プール(実は絨毯です。中央の水色の部分に立って周りを見ると、プールの中にいるように立体感が味わえます)



3月10日(月)

photo_nikki
今季最強の寒波も3年前の震災の日を想えば・・・。

photo_nikki
津村禮次郎さんによる能

photo_nikki奥でヴァイオリンを演奏しているのが古澤巌さん。手前左がチェリストの大藤桂子さん。

photo_nikki華道家・前野博紀さんにより献花。



3月8日(土)

photo_nikki母のホームに向かう途中、小学校の校庭沿いには春の花が。

photo_nikkiボケ(木瓜)の花。

photo_nikki大和夢之介さんの独立15周年記念パーティにて(右から、平山みきさん、大和さん、川上麻衣子さん、私)

photo_nikkiwillbe混声合唱団の活動の様子。

photo_nikki特訓!(合唱団を支える貴重な男声です)



3月7日(金)

photo_nikki歳川隆雄さんの出版記念パーティ。

photo_nikki会場に届けられた政治家からの花輪。

photo_nikki会場にいらした田原総一郎さんと。



3月3日(月)

photo_nikki5時間煮込んだ蕗の煮もの(右)と山椒の佃煮(左)



3月2日(日)

photo_nikki帰りに立ち寄ったナカヤマの実家では、お義姉さんが育てた梅が花を咲かせていました。

photo_nikki

photo_nikki



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書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。