11月1日(火)29時14分
第1181回
今日は、
最近不整脈に見舞われている母の、
通院日だった。
絶えず「ハァーハァー」言うのは、
収まってきたが、
それでも時折り苦しそうにするので、
このところ外出は避けて、
静かに家にいる。
病院へは、
ニシダさんに付き添って行って、
もらったのだが、
「何故、何もしないのに、
こんな風になるのでしょう?
私、心臓は強いのに、
先生、何が原因なのですか?」と、
診察中主治医に尋ねる(詰め寄る)ので、
お医者さんは弱り切っていたらしい。
「お母さまは『お年ですから......』と言われるのが、
何よりお嫌だということを、
先生は知っていらっしゃるので、
正直に原因が言えず、
『最近は若い方も不整脈が出るのですよ』と、
おっしゃったあとで、
『今のお薬をきちんと飲んでいれば、
まもなくラクになります。
お薬を飲まないと、
大変なことになることもありますから、
お薬だけはきちんと飲んでくださいね」
と、気を遣われて、
原因の部分を抜かして話していらっしゃいました」
とはニシダさんの弁。
母は私にも、
「不思議なのよ。何をしたわけでもないのに、
不整脈なんですって。
思い当たることは何もないのに......」と、
何度も言うので、
「年のせいでしょ」と、
「当たり前でしょ」という感じで、
(わざと)アッサリ言ったら、
「まだ、そんな年じゃないわよ!」
と、本気で叱られた。
「耳が遠い」のも、
あまり自覚がないみたいだし、
「満腹感(度)」も徐々に鈍くなっているようで、
お粥を食べたあとで、
非常用に置いてあるカップ麺と、
パックご飯を食べた形跡があったので、
「食べ過ぎなんじゃないの?」と、
たしなめたら、
「私はそんなに食べてはいない」と、
怒り出すし、
「年のせいで」ということが、
どうしても納得出来ないみたいなのである。
ただし、
これは身体に関してだけで、
精神的、特に脳に関しては、
大きな危機感を感じているらしい。
「あなたから見れば、
私は毎日新聞を3紙読んでいるし、
本もよく読んでいるから、
ちゃんとものを考えられると思っているでしょうけど、
最近はふと気がつくと、
何故こんなことをしたのか、
自分で解らないことがあるのよ。
以前なら決してそんなことはしなかった、
というようなことが。
理屈ではこうしなければと解っているし、
自分ではそうしたつもりなのに、
実際はあなたの反応などを見ると、
そうしていないことがある......みたいだし。
私自身が変わったというより、
私の中に手に負えない魔物が棲んでいて、
それが勝手にやっているという感じなのよ。
だからこれから先、
私が変なことをしたら、
魔物がそうしていると思って欲しいの。
いくらあなたが私の行動を直そうと、
声を張り上げても、
魔物は直さないと思うから、
諦めて欲しいの。
昔、母が75歳を過ぎたあたりから、
『あなたもこの年になったら解るわよ』と言うたびに、
いやな感じがしたものだけど、
今は「あゝ、本当のことだったんだ」って解るわ。
出来るだけあなたには、
この言葉は言わないつもりで来たけど、
あなたが私にイライラしているのを見ると、
言いたくないと思っても、
つい言ってしまって......。
でも、これは魔物のせいではなくて、
私の意気地のなさのせいなんだけどね」
「ベランダのレースカーテンを、
『閉めてね』って言っているのに、
何故開けっ放しにしてるの?」
「ごみ箱のこちらが可燃、こっちが不燃。
私より難しい漢字が読めるのに、
どうして不燃にティッシュを捨てるの?」
大したことでもないのに目くじらを立てて、
イライラしている私を見ながら、
母の思いは、
「魔物」の存在に行き着いたらしい。
考えてみれば、
私のイライラも、
「寝不足&疲労由来」かもしれないのに、
それを自分では、
自覚も実感出来ないせいで、
母に当たり散らしては、
「なんて私はイヤな人間なのだろう!」と、
絶望を繰り返しているのである。
2011年11月1日。
今日から私は、
母にイライラをぶつけないことに決めた。
母の中の魔物の存在も認めるし、
生まれて初めて、
私の「仕事の仕方」を、
考え直してみようと思っている。














































ファイト~♪
残間さん(^ー^)
“親思う子に勝る親心”おつりのない愛をくれる親、特にに母親は子の為なら・・・命さえ捨てれるそんな母上がおられる、残間さん、お幸せです”ゆっくり寝てもっと自分に甘くなって下さい!koroさんと同じファイト~♪
ありますね、細かいことに いちいち神経が反応してイライラしている自分に どうにもならないんですよ。疲れているんだと思います。分刻みのスケジュール すごいですよ。おいしいものをいただいて 時々おいしいアルコールのようなもの?でふわ〜っと心を解放・・してあげてください。
母上様が主役の今日のグログはとても嬉しいのですが、
お身体の事が案じられます。
年齢的に私は、母上様と残間さん両方のお立場が嫌というほど理解出来ます。
母と娘、決して誰も介入出来ない「愛」とも「情」とも違う複雑怪奇な関係です。ニ心同体のような・・・
かなり前に母と同じ様な日常がありました。
そして今、私の中に魔物の赤ちゃんがすくすく育っています。(魔物が住んでいる。大納得です。)
「もう、良い歳なんだから・・・」
「一体幾つだと思ってるの?」
結構グサッときます。
「言われなくてもわかってるわよ。それがどうしたの。
もう少し大事にしなさいよ!」
と、憎まれ口をききたくもなります。
そろそろ、意地悪ばあさんの仲間入りです。
「何、若ぶっちゃって。」
「悪かったなー」
心の中では全部ちゃんとわかっています。
人間、時として真実に触れられるのが嫌なんです。
善意に解釈すれば、私がもっとよぼよぼになって見るからに”おばあさん”になれば、こんなやり取りも無くなるかも知れません。
元気な証拠だと喜ぶべきかも。
「親しき仲(こそ)礼儀あり」
私も、子供達にイライラをぶつけないようにします。
遠い将来、必ずや子供達も今の私の気持ちを「いや」と
言うほどわかるでしょうね。
ファイト~♪♪♪
母に「ボケてきたんじゃないの?」と言ってしまったら…
「私はボケという言葉が大嫌いなの!二度と使わないで!」と言われてから、結構気をつけているつもりでも、気にさわることも多いようです。
母と娘の付き合い方、学ばせてもらっています。
3年近く前、10年間の介護の後に母を見送りました。
「母が子に、吾を母にと変えたるは、痴呆という名の不思議な魔法」・・・拙い短歌をつくってから、介護の覚悟ができた事を思い出しています。