1/24(木)2020オリンピックの10年後......。

icon_zamma.jpg1月24日(木)30時36分
第1631回


タクシーに乗って、
「すみませ〜ん、西麻布の交差点から、
溜め池方面に向かって、
行ってください」と、言ったら、

運転手さんが「解りました」と、
答えたあとで、
「お客さぁ〜ん、
東京にオリンピックは来ますかねぇ」と、
吉田拓郎の、
「真夜中のタクシー」みたいな感じで、
話しかけてきた。
(真昼だったけれど)

「どうなんでしょうね。
でも、ヨーロッパはテロもあるし、
政情も不安定だし、
経済も日本より悪いようですから、
消去法で東京に来るかもしれないですね」と、
当たり障りのない返答をすると、
「2020年は、僕71歳なんですよ。
どうなっていますかね、その頃の日本は......」
(そうか、もう少し年上だと思ったけど、
彼は団塊世代なんだ......と、
思いながら)
「運転手さんは、1949年生まれですか?」
と聞くと、
「ええ、昭和24年です」と、
キッパリ年号(元号)で答えたのだった。
(自分の生年を「年号」で答える団塊男は、
硬骨漢に多いような気がする)

(そうか、私と学年が一緒なんだ......と、
思いながら)
自分も同年代だと言いたいのを我慢して、
(団塊世代は同世代と聞くと、
急速に親しさが増すのだが、
その話で盛り上がるには、
乗車時間が短かったので)
「8年後は高齢者が増えていることだけは、
間違いないですけどねぇ......」と、
通り一遍に返すと、
「オリンピックもいいけど、
僕は2030年が楽しみでしてね。
もう死に方も決めているんですよ」と、
「死」という言葉のわりには、
妙に明るく、
声を弾ませながら言うのだった。

明るい言い方だったので、
多分ジョークなのだろうと思って、
「死に方を?」と、
私も努めて明るい声で聞き返すと、
「北海道に山小屋を造って、
天体ショーを観ながら、
息を引き取りたいと思っているんですよ」
「天体ショーですか?」
「そうですよ、お客さぁ〜ん、
金環日食ですよ。
次の金環日食は2030年なんですけど、
北海道でしか観られないんですよ。
それも稚内や網走だと駄目なんです。
札幌とか帯広とかがいいんです。
東京はたしか300年後ですよ。
土地はもう買ってあるんです。
友達は『もの好きだなぁ』と、言うけど、
2030年6月1日。
81歳の僕はそこで終わりたいんです」

「運転手さんは奥さんはいらっしゃるんですか?」
「いますよ。妻は僕より1歳年上ですけど、
行きたいと言えば連れて行きますよ。
でも正直を言えば、
一人きりで観るのがいいなぁと、
思っているんですけどね」
(やっぱりそこで一人で息を引き取る気はないのね......)

僕、それまで、
元気でいなければならないんで、
毎日10キロ走っているし、
握力を維持するために、
洗濯や食器洗いは僕にやらせてくれって、
妻に頼んでいるんですよ。
洗濯は全部手でやるんです。
たらいと洗濯板でね。
お蔭で指の力は凄いんですよ、お客さん」

降りる時、
手を見せてくれたのだが、
確かに力強そうな手指だった。

私はと言えば、
毎月の定例行事になっている、
左右の手指の関節に、
痛み止めのブロック注射を、
打ちに行くところだったので、
同年なのに、
この違いは何なのだろうと、
情けなくなった。

2030年。
80歳の私は、
どこで何をしているのだろう。
出来るだけ楽しいことを、
考えたいとは思うのだが......世の中も私も、
今よりもっともっと、
厳しい状況になっているかもしれない。

......ナカヤマと二人で、
老猫でも転がしながら、
「私たちがウィルビーをやっていた時は......」と、
私が言うと、
「違うわよ。あのクラブの名前は、
ケセラセラだったんじゃなかった?」と、
ナカヤマが答える、
こんな風に......なっていればいいかなぁ。

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コメント(3)

残間さん、そんな心細いこと
おっしゃらないで下さい。

樋口恵子さんは80歳、
寂聴さんは90歳ですよ。

2030年、残間さんとナカヤマさんは、
「ウィルビー20周年」のお祝いの会を
大盛況のうちに終え、
「25周年は、宇宙船の上でやりたいわね!」
何て夢を語っていらっしゃるのでは?
120歳まで生きることをご希望のお母様は、
予定では113歳、さすがに中国での起業は
断念しても、美しさはそのままではと。

家には、素敵な恋人(多分、60歳代?)が
待っていて、美味しいワインで乾杯!!

残間さん、
燃え尽きるまでまだまだ先導して下さい。
(かく言う私は☆になって、遠いところから
 ウィルビーのことをそぉーと照らしているかも。)

ポニョも残間サン・ナカヤマさんの「クラブ老いるビー」に
将来、入れてくださいっ!!
今からボケているので入会資格は十分にあると思いますっ!!
黒猫クーにも、がんばってその頃まで長生きしてもらいます笑
(老描を「転がしながら」って?撫でるんじゃないんですね。
今度、クーで練習してみます笑)
それまで指を大切になさってくださいね。

では、これから東京駅行幸地下通路で開催中の
永島敏行サンの青空市場経由で梅窓院へと向かいます。
知らないフリしないでくださいね笑


はじめまして。

「徹子の部屋」を録画しておいて、今日、拝見致しました。

以前から残間さんの事は魅力的な方だなぁと思っていましたが、

より一層、その感を強くしました。

私の実母は今年87歳ですが、一緒にテレビを観て、

「残間さん、いつまでも綺麗だねぇ」と言ってましたよ。

それにしても、いい息子さんを持たれて、幸せですね。

残間さんが、涙ぐまれたので、こちらも涙が出ました。

きっと、人には言えないご苦労をされてきたのだろうと
思いました。

今日のブログですが、

ロマンティックな運転手さんですね。

そういう死に方もあるのかなぁって、「死」に対して、

明るい気持ちになりました。

これから、毎日、ブログ、拝見させていただきますね。

応援しています。

頑張ってくださいね。

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フォトアルバム

4月5日(土)

photo_nikki六本木ヒルズのパンジー

photo_nikkiアークヒルズ中庭の桜。

photo_nikki首相官邸沿いの新芽の出たポプラ(上)と桜並木(下)
photo_nikki

photo_nikki内閣府前。

photo_nikki参議院会館前。

photo_nikki国立国会図書館前。

photo_nikki憲政会館の下の通りにはドクダミが。

photo_nikki内堀通り沿いの桜(奥に見えるのは警察庁と国土交通省)

photo_nikki首都高都心環状線沿いの桜。

photo_nikkiお濠の周りには観光バスが列を連ねていました。

photo_nikki皇居内堀に咲く花々。

photo_nikkiカルガモ発見!



4月3日(木)

photo_nikki日中文化交流協会・前会長の辻井喬さんを偲ぶ会。

photo_nikki左は「日本介護福祉グループ」の藤田英明会長、中央は必殺紹介人のモリベ氏。



4月2日(水)

photo_nikki青山通りから見た赤坂御用地の桜。

photo_nikki赤坂警察署前の桜。

photo_nikki赤坂・豊川稲荷は、早くも葉桜です。

photo_nikki国立劇場前。

photo_nikkiFM東京前。

photo_nikki英国大使館前。

photo_nikki千鳥ヶ淵の桜。

photo_nikki桜を眺めながら昼食をとる外国人ビジネスマンの姿も。

photo_nikki靖国神社の桜(右端に鳥居があります)

photo_nikki梅窓院の桜。

photo_nikki
寺島文庫の文庫犬エリゼと。



4月1日(火)

photo_nikki神宮外苑の桜。

photo_nikki渋谷・桜ヶ丘のさくら通りでは「さくらまつり」が開催中。

photo_nikki林真理子さん還暦パーティの引き出物。



3月31日(月)

photo_nikki富士川鉄橋付近を通過。

photo_nikki京都の東寺。

photo_nikki大阪で千秋楽を迎えた、地球ゴージャスプロデュース公演「クザリアーナの翼」



3月29日(土)

photo_nikki吉川公園に向かう途中の桜並木(三分咲きでした)

photo_nikkiグラウンドの土手には鮮やかな菜の花間畑が!

photo_nikki南青山ぼちぼち団のメンバーと。

photo_nikkiぼちぼち団の新キャプテンのフジタ氏。

photo_nikki開会式で挨拶をする椎名誠さん。

photo_nikki八丈島や大阪からも参戦。



3月24日(月)

photo_nikki南紀白浜空港。

photo_nikki空港の隣には「アドベンチャーワールド」が。



3月23日(日)

photo_nikki川湯温泉。河原に穴を掘って作った「my露天風呂」に入浴中の人たち。

photo_nikki湯の蜂温泉。

photo_nikki卵を網に入れて、湯筒で茹でています。

photo_nikki熊野那智大社

photo_nikki
那智の滝。

photo_nikki香炉にぶら下がっているこま犬が可愛い。

photo_nikki熊野本宮大社。

photo_nikki昨年の台風12号の被害の爪痕が残る熊野川の河岸。

photo_nikki和菓子屋「儀平」の堀本京子さんと。

photo_nikki「アドベンチャーワールド」の入口。

photo_nikki食欲旺盛なオスの海浜(カイヒン)君と。

photo_nikki海浜君の妹の優浜(ユウヒン)ちゃん。

photo_nikki手前が海浜君、奥が双子の陽浜(ヨウヒン)ちゃん。

photo_nikkiペンギン王国。

photo_nikkiラッコたち。

photo_nikki三段壁の夕陽。

photo_nikki

photo_nikki白浜名物・クエ鍋。



3月22日(土)

photo_nikki奈良県から和歌山県へと流れる紀の川

photo_nikki高野下駅舎。

photo_nikkiケーブルカーで高野山へ。

photo_nikki頂上には前日降った雪が積もっていました。

photo_nikki金剛峯寺。

photo_nikki紀州の春。

photo_nikki

photo_nikki

photo_nikki



3月21日(火)

photo_nikki小さな誕生日ケーキでお祝い。

photo_nikki仁坂吉伸和歌山県知事から、誕生日祝いに送って頂いた「焼き梅」



3月18日(火)

photo_nikki
工事中の「ホテルグレイスリー新宿」外観。

photo_nikki花粉症対策マスクを装着した八丁地常務執行役員と。



3月14日(金)

photo_nikki「日本創生委員会」が開催された東京會舘の桜。



3月13日(木)

photo_nikki雨滴の向こう側にうっすらと浮かんでいるが河津桜です。

photo_nikki会席料理にも添えられています。



3月11日(火)

photo_nikki春まだ遠し。

photo_nikki米原市の手前。遠くに見えるのは伊吹山。

photo_nikki1階のナレッジプラザに展示されている巨大プール(実は絨毯です。中央の水色の部分に立って周りを見ると、プールの中にいるように立体感が味わえます)



3月10日(月)

photo_nikki
今季最強の寒波も3年前の震災の日を想えば・・・。

photo_nikki
津村禮次郎さんによる能

photo_nikki奥でヴァイオリンを演奏しているのが古澤巌さん。手前左がチェリストの大藤桂子さん。

photo_nikki華道家・前野博紀さんにより献花。



3月8日(土)

photo_nikki母のホームに向かう途中、小学校の校庭沿いには春の花が。

photo_nikkiボケ(木瓜)の花。

photo_nikki大和夢之介さんの独立15周年記念パーティにて(右から、平山みきさん、大和さん、川上麻衣子さん、私)

photo_nikkiwillbe混声合唱団の活動の様子。

photo_nikki特訓!(合唱団を支える貴重な男声です)



3月7日(金)

photo_nikki歳川隆雄さんの出版記念パーティ。

photo_nikki会場に届けられた政治家からの花輪。

photo_nikki会場にいらした田原総一郎さんと。



3月3日(月)

photo_nikki5時間煮込んだ蕗の煮もの(右)と山椒の佃煮(左)



3月2日(日)

photo_nikki帰りに立ち寄ったナカヤマの実家では、お義姉さんが育てた梅が花を咲かせていました。

photo_nikki

photo_nikki



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書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。