3/2(日)年をとると、頭を撫でられるのが嬉しいようです。

icon_zamma.jpg3月2日(日)28時06分
第2033回


ナカヤマ母は、
思ったより元気で、
私の顔を見るや、
「リエちゃん、よく来てくれたわね。
今朝リエちゃんに会いたいなぁって、
思ったばかりなのよ」と、言って、
喜んでくれた。


意識レベルは異常なし。
ただし術後の傷口は痛いらしく、
鎮痛剤を投与されてるので、
日中もトロトロしていることが多いらしい。

「お医者さんからは、
『出来るだけ起こしておいてください』と、
言われているんですよ」と、
毎日病院へ通っている、
お義姉さんは言う。

2時間ぐらいしか、
いられなかったのだが、
私がいる間は、
時折お茶目な冗談をまじえながら、
ずっと話をしていた。
「早く治して、お花見しましょうね」と、
私が言うと、
「治る頃には桜は散っているわよ」と、
言っていたが、
この分では、
大正生まれの底力を発揮して、
再び奇跡的な恢復をみせるような気がした。

帰り際、
ナカヤマとお義姉さんが、
ナカヤマ母と同じ日に手術をしたという、
近所の人と話し込んでいる時、
ベッドサイドに行き、
ナカヤマ母の手を握ると、
意外なほど、
強く握り返して来て、
「よく来てくれたわね。また来てね」と、言うなり、
ウトウト始めた。

睡魔との闘いに負けて、
穏やかな眠りに誘われていく、
姿を見ながら、
ナカヤマ母も我が母同様、
さまざまなことを乗り越えて、
ここまで生きて来たのだろうなぁと、
しみじみとした思いに駆られた。

幼子のような、
無防備な寝顔を見つめているうちに、
中学生の息子(ナカヤマ兄)を、
列車事故で亡くした時の、
大きな哀しみが刻まれているような、
深い皺も愛おしく、
急に頭を撫でてあげたくなって、
フワフワと柔らかい、
ホワイトヘアで覆われた頭を撫でた。

私の母も、
最近では私に頭を撫でられると、
嬉しそうに目を細めるのだが、
ナカヤマ母も、
楽しい夢でも見ているかのような表情で、
私に頭を撫でられていた。

幼い頃に両親と死に別れたというナカヤマ母が、
こんな風に頭を撫でられた最後は、
いつだったのだろうと思った途端、
病室に入って顔を見た時から、
我慢していた涙が、
堰を切ったように流れて来た。

ナカヤマに感づかれないように、
注意深く涙を拭い、
既に深い眠りの中にいるナカヤマ母に、
別れを告げた。

あいにくの雨で、
富士山は見えなかったので、
近々、
今度は富士山が見える日に、
来ようと心に期した。

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コメント(7)

年をとると、頭を撫でられるのが嬉しいようです

そんなことありませんよ!

歳をとらなくても

中年のおじさんでも

頭を撫でられたら嬉しいはずです

少なくてもわたしはそうです♪♪

ご無沙汰です。自宅介護中の母が真夜中に大量下血を繰り返し、右往左往して、大腸の検査入院をする運びになりましたが、年齢的に内視鏡検査も手術も不可能とのことで、帰宅と相成りました。

キウィハズバンドや独り暮らしのブログにコメントしようという思いは、日常の煩雑さにあっさり消滅し、今もペンが進みませんが・・・

残間さんが、どんな時もブログを休まない……ただそれだけで志しの高さを思い知らされます。そうでないと鬼会長には成れないんですね。

残間さんが、男だ女だと差別しないで向き合っているのは雇い主側の目線で、わたしのそれは、未だに雇われる側の目線なんだと愕然としたことも思い出しました。

人の上に立つ人は、それだけの努力を皆さんなさっているという当たり前の事実の前に・・・じっと手を見たら、アカギレだらけで悲しくなりました。(-)_(-)

ぜひ又第二のふるさと・静岡へお越しください。富士山をご用意して、お待ちしております。笑

ですね。。。


手を握ってもらえる、体に触れてもらえるって、意識の有る無しに関わらず、嬉しいことだと思います。
私が母の手を握りに最後の入院時に通った時のことを思っています。
私の知る限りの母の人生を振り返りながらでした。

一昨日、父の入居施設でのケア会議。
私のお願いしたこと。

耳の聴こえない父にスキンシップとアイコンタクトを
たくさんしてください。通りすがりに肩に手を置いて、
握手をしてください。
あなたはここにいて、唯一無二の人と思わせて
あげてください。

皆さんのコメント拝見して思いは同じだと----
もしかすると、それは家族でなくても良いのかも知れない。
父を受け入れてくれる周囲の人がいてくれたら---
そして、笑顔を沢山みせてあげてくださいとお願い
しました。そしたら、父も笑顔になり、それが、また
スタッフの笑顔になる--

ナカヤマさんのお母様
残間サンに会えて
嬉しかったんでしょうね。
ウチの父もホントによく寝るように
なりました。
テレビを観てはうつらうつら
ごはんを食べてはうつらうつら。
つられてコチラもうつらうつら笑
ナカヤマさんのご実家の梅の写真
綺麗ですね。
もうじき桜も咲くでしょう。
この頃、父を車イスに乗せ
通りすがりに梅などを目にする度に
あと何回、一緒に花を楽しめるかなあと
よく思います。
日々、大変なこと
たくさんありますが
ナニハトモアレ
今、一緒に過ごせる時を
愛おしみたいと思います。
未来に、今を振り返って
あの時は父と幸福な時をシェアできたと
喜べる様に、心を柔らかくして
日常のあちこちに隠れている
キラメキを見いだしていきたいです。

もうじき桜も咲くでしょう。
鶯だって鳴くでしょう。

私も、先日、お休みをとって大事な叔母を見舞いました。
今月末には、92歳の誕生日を迎えるのですが、持病の心臓病に加えて、年明け脳梗塞を起こして、二度目の入院となり、今回は意識もかなり低下し、右半身が不自由となり発語も不自由となりました。それでも、見舞いの人間や、お話は理解できるようで、こちらの話に合わせて、VERY GOOD,VERY GOOD. Thank you very much.
などと、決してジョークを言うような方では無かったのに、勉強好きで成績も良かった英語が思わず出るようになったのが可笑しくもあり、苦悩から解放されて、キャラクターが変化したかの安堵感もありました。たまたま親戚や知人のご両親など、病院やご自宅でそれぞれの終末を迎えつつある方々がいらして、ナカヤマさんのお母様といい、感慨がありました。

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フォトアルバム

4月5日(土)

photo_nikki六本木ヒルズのパンジー

photo_nikkiアークヒルズ中庭の桜。

photo_nikki首相官邸沿いの新芽の出たポプラ(上)と桜並木(下)
photo_nikki

photo_nikki内閣府前。

photo_nikki参議院会館前。

photo_nikki国立国会図書館前。

photo_nikki憲政会館の下の通りにはドクダミが。

photo_nikki内堀通り沿いの桜(奥に見えるのは警察庁と国土交通省)

photo_nikki首都高都心環状線沿いの桜。

photo_nikkiお濠の周りには観光バスが列を連ねていました。

photo_nikki皇居内堀に咲く花々。

photo_nikkiカルガモ発見!



4月3日(木)

photo_nikki日中文化交流協会・前会長の辻井喬さんを偲ぶ会。

photo_nikki左は「日本介護福祉グループ」の藤田英明会長、中央は必殺紹介人のモリベ氏。



4月2日(水)

photo_nikki青山通りから見た赤坂御用地の桜。

photo_nikki赤坂警察署前の桜。

photo_nikki赤坂・豊川稲荷は、早くも葉桜です。

photo_nikki国立劇場前。

photo_nikkiFM東京前。

photo_nikki英国大使館前。

photo_nikki千鳥ヶ淵の桜。

photo_nikki桜を眺めながら昼食をとる外国人ビジネスマンの姿も。

photo_nikki靖国神社の桜(右端に鳥居があります)

photo_nikki梅窓院の桜。

photo_nikki
寺島文庫の文庫犬エリゼと。



4月1日(火)

photo_nikki神宮外苑の桜。

photo_nikki渋谷・桜ヶ丘のさくら通りでは「さくらまつり」が開催中。

photo_nikki林真理子さん還暦パーティの引き出物。



3月31日(月)

photo_nikki富士川鉄橋付近を通過。

photo_nikki京都の東寺。

photo_nikki大阪で千秋楽を迎えた、地球ゴージャスプロデュース公演「クザリアーナの翼」



3月29日(土)

photo_nikki吉川公園に向かう途中の桜並木(三分咲きでした)

photo_nikkiグラウンドの土手には鮮やかな菜の花間畑が!

photo_nikki南青山ぼちぼち団のメンバーと。

photo_nikkiぼちぼち団の新キャプテンのフジタ氏。

photo_nikki開会式で挨拶をする椎名誠さん。

photo_nikki八丈島や大阪からも参戦。



3月24日(月)

photo_nikki南紀白浜空港。

photo_nikki空港の隣には「アドベンチャーワールド」が。



3月23日(日)

photo_nikki川湯温泉。河原に穴を掘って作った「my露天風呂」に入浴中の人たち。

photo_nikki湯の蜂温泉。

photo_nikki卵を網に入れて、湯筒で茹でています。

photo_nikki熊野那智大社

photo_nikki
那智の滝。

photo_nikki香炉にぶら下がっているこま犬が可愛い。

photo_nikki熊野本宮大社。

photo_nikki昨年の台風12号の被害の爪痕が残る熊野川の河岸。

photo_nikki和菓子屋「儀平」の堀本京子さんと。

photo_nikki「アドベンチャーワールド」の入口。

photo_nikki食欲旺盛なオスの海浜(カイヒン)君と。

photo_nikki海浜君の妹の優浜(ユウヒン)ちゃん。

photo_nikki手前が海浜君、奥が双子の陽浜(ヨウヒン)ちゃん。

photo_nikkiペンギン王国。

photo_nikkiラッコたち。

photo_nikki三段壁の夕陽。

photo_nikki

photo_nikki白浜名物・クエ鍋。



3月22日(土)

photo_nikki奈良県から和歌山県へと流れる紀の川

photo_nikki高野下駅舎。

photo_nikkiケーブルカーで高野山へ。

photo_nikki頂上には前日降った雪が積もっていました。

photo_nikki金剛峯寺。

photo_nikki紀州の春。

photo_nikki

photo_nikki

photo_nikki



3月21日(火)

photo_nikki小さな誕生日ケーキでお祝い。

photo_nikki仁坂吉伸和歌山県知事から、誕生日祝いに送って頂いた「焼き梅」



3月18日(火)

photo_nikki
工事中の「ホテルグレイスリー新宿」外観。

photo_nikki花粉症対策マスクを装着した八丁地常務執行役員と。



3月14日(金)

photo_nikki「日本創生委員会」が開催された東京會舘の桜。



3月13日(木)

photo_nikki雨滴の向こう側にうっすらと浮かんでいるが河津桜です。

photo_nikki会席料理にも添えられています。



3月11日(火)

photo_nikki春まだ遠し。

photo_nikki米原市の手前。遠くに見えるのは伊吹山。

photo_nikki1階のナレッジプラザに展示されている巨大プール(実は絨毯です。中央の水色の部分に立って周りを見ると、プールの中にいるように立体感が味わえます)



3月10日(月)

photo_nikki
今季最強の寒波も3年前の震災の日を想えば・・・。

photo_nikki
津村禮次郎さんによる能

photo_nikki奥でヴァイオリンを演奏しているのが古澤巌さん。手前左がチェリストの大藤桂子さん。

photo_nikki華道家・前野博紀さんにより献花。



3月8日(土)

photo_nikki母のホームに向かう途中、小学校の校庭沿いには春の花が。

photo_nikkiボケ(木瓜)の花。

photo_nikki大和夢之介さんの独立15周年記念パーティにて(右から、平山みきさん、大和さん、川上麻衣子さん、私)

photo_nikkiwillbe混声合唱団の活動の様子。

photo_nikki特訓!(合唱団を支える貴重な男声です)



3月7日(金)

photo_nikki歳川隆雄さんの出版記念パーティ。

photo_nikki会場に届けられた政治家からの花輪。

photo_nikki会場にいらした田原総一郎さんと。



3月3日(月)

photo_nikki5時間煮込んだ蕗の煮もの(右)と山椒の佃煮(左)



3月2日(日)

photo_nikki帰りに立ち寄ったナカヤマの実家では、お義姉さんが育てた梅が花を咲かせていました。

photo_nikki

photo_nikki



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書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。